豊富な食材の魅力

太陽と大地の恵みがつまった
日本有数の農作物の供給地

薩摩半島で最南端に位置する指宿は、温暖な気候を生かしたくさんの農作物を生産する食材の宝庫です。なかでもそらまめやスナップえんどう、オクラは生産量・出荷量ともに全国一位を誇ります。それ以外でも、にんじんやキャベツ、レタス、かぼちゃなども盛んで、鹿児島県産の多くはこの指宿で育ったものです。太陽の光をたくさん浴びて育った指宿産のマンゴーやフルーツパッション、スイカなどは、果物本来の甘さから人気のスイーツになっています。

海の恵み溢れる豊穣の地
鰹節で出汁文化を世界に

周りを海に囲まれた指宿では、昔から沖合・沿岸漁業が盛んで、5つの漁港では多種多様な魚種が水揚げされています。中でも鹿児島湾口に位置する山川漁港は、古くから天然の良港として栄え、静岡県の焼津や鹿児島県の枕崎と並び国内有数のカツオの水揚げ量を誇ります。鰹節生産量日本一の鹿児島県ですが、最も高級とされる本枯本節は指宿市山川産で全国の約8割を占めます。世界で人気となっている日本食を支えている出汁は山川産の本枯本節があってこそ。是非本場の出汁を使った料理の数々をご堪能ください。

体験しながら指宿の旬を味わおう
指宿ブルーオーシャンツーリズム

2022年4月、指宿漁業協同組合が新たな体験事業「指宿ブルーオーシャンツーリズム」を発足させました。錦江湾の穏やかな海、そして豊富な漁業資源を誇る指宿の海は、漁業体験に適した場所です。指宿漁業協同組合が開始した事業では、釣り体験や釣り具のレンタルをはじめ、網体験、クルージングなど、メニューも盛りだくさん。ぜひ指宿の海で遊んでみてください!

地域に根づいた食文化の魅力

今では当たり前のものも
ここ指宿が発祥の地

夏の風物詩として、子どもから年配の方まで全国で親しまれているそうめん流し。1962年に清水が湧き出す唐船峡の湧き水を活用しようと池田湖の南西部、開聞地区でそうめんを流したのが始まりとされています。その後、当時町の助役をしていた井上廣則さんが回転式そうめん流し器を発明。町おこしに役立ててほしいと特許を町に譲渡したことで、町ぐるみの広報活動が始まり全国に広まっていきました。唐船峡では現在でも3軒のお店が年中無休で営業しています。平成の名水百選に選ばれた湧き水を使って、本場の味を多くの人に伝えています。

温泉や地場の特徴を生かし
独自の文化で季節を楽しむ

源泉豊かな指宿では、町のいたるところで温泉が噴出します。この温泉の蒸気を生かした調理法が指宿の鰻地方に代々伝わる「スメ料理」です。「スメ」とは鹿児島弁の「すもる」（煙がこもる）がなまって呼ばれるようになりました。天然のかまどを使って温泉の蒸気で旬の食材を蒸して食べるこの地域に代々伝わる家庭料理です。自然の力を借りて作られる料理は、素材本来の味を引き出し、うまみを増幅します。昔ながらの調理法で作られる旬の地元の食材で舌鼓を打つこと間違いありません。

ご当地グルメの魅力

海・山・温泉を生かした
ご当地ならではの料理が人気

指宿では、地元食材をふんだんに使ったご当地グルメが楽しめます。温たまらん丼は、様々なお店で食べることができるもので使う食材は安心・安全な地元産のものであれば何を使っても自由。砂むし温泉の源泉で調理した温泉卵が必ずトッピングされ、お店ごとに違ったアレンジの料理が楽しめます。他にも山川地区の特産品。本枯節をふんだんに使ったいぶすき勝武士ラーメンは絶品グルメとして数多くのメディアにも取り上げられています。お店ごとで工夫がされているので同じメニューでも飽きることがありません。

新たに誕生したご当地グルメ
鰹節×から揚げ「いぶから」

指宿に2022年、新たに誕生したご当地グルメは、鰹節の産地指宿ならではの鰹節を使った、誰にでも人気のから揚げのメニューです。指宿鰹節と唐揚げのおいしいコラボ「いぶから」は、指宿を愛する13店舗の料理人がお届けします。あなたのベストワンを見つけてください

指宿の食材が甘美に大変身！
絶品スイーツの数々

指宿は、日本にマンゴーを持ち込み初めて経済的な栽培に成功した場所です。現在でもマンゴー栽培は盛んに行われ、様々なスイーツに使われています。マンゴー農園にあるカフェ・マンゴーの森の一番人気は「玉手箱パフェ」。南国特有の甘いマンゴーと合わせて、パッションフルーツとドラゴンフルーツをトッピング。南国のフルーツをふんだんに使った甘美豊かな絶品スイーツになります。また、マンゴー商品以外にも指宿では生産量日本一のそらまめを使ったケーキや和菓子などが作られています。こうしたスイーツは旅の土産品として大人気です。